スタンディングデスクにおけるマウス問題

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スタンディングデスクでPC作業をしています

立ち机にパソコンとキーボードだけを置いて、仕事をしているスタイルです。 グラフィックや動画を使うような仕事では成立しないでしょうけれど、 キーボード主体の仕事なので、これで十分です。

スタンディングデスクには、それ専用のデスクも販売されています。 具体的には天板を手動や電動で上下に昇降させる機能がついていて、適当な高さに固定したり、 立ち仕事と座り仕事を切り替えられるメリットがあります。

ただ、私は専用のものを使っているわけではないので、天板スペースがほとんどありません。

テンキーレスのコンパクトなキーボードを採用しているので、ホームポジションから手を動かすことなく操作が可能ですが、 一般的なマウスを使うことはできません。

デスク上のスペースがないので、マウス操作が不可能。

そもそも、キーボード主体なのでマウスに手を延すこと自体が苦痛です。

とはいえ、細かな作業をしようと思うとマウス操作をしたい場合もあります。 特に、ExcelLibreOffice Calcのような表計算ソフトでセルを調整したり 動画を軽く編集するといった場合に、マウスならばすぐなのに! と感じる場面が時々あります。

現状は、画面タッチで解消している

今のところ、メインで使っているPCはタッチパネル機能があるものを選ぶようにしています。 ある程度のスペックと携帯性を求めると、自動的にタッチパネルモデルになってしまうのです。

しかし、主流がWindows10になっている現在、タッチパネル機能は標準搭載されています。 今後のトレンドとしても、タッチパネル搭載PCがこれまで以上に出回ると考えて大丈夫でしょう。 したがって、この方法でもある程度使えてしまうのが現実です。

敢えてマウスを使いたいとなった場合、どんな方法が考えられるか?

ただし、今の利用環境に敢えてマウスを使うとしたら、どんなことが考えられるか? こういうものは、そうなってから以前に考えておくと刺激になります。 とはいえ、普通にスペースを確保して光学マウスを使うのが現実的でしょうね。 コストが一番安いとは言い切れませんが、普通のマウスならばチープなものから高額なものまで選択肢が圧倒的に広いですから。

条件:ソトでもナカでも使えるか? を付け加える

理想的には家の中でも外出先でも、同じ利用環境を整えたいです。

オフィス内だけで有効なものは、最適化され過ぎていて、見落しがある可能性も高いですから。

指にくっついてればいいのに

 

ひとつの解は、キーボード自体にポインティングデバイスがついているものです。

ThinkPadの赤ポチが有名です。

ただこれは、キーボードと一体になっているためにキーボード自体の選択肢を狭めることになります。

もうひとつは、指輪のような小さなデバイスをつけて主に親指でマウスボタン操作をするもの。

数年前から実際に販売もされているが、そこまで広がりを見せている様子がありません。 プレゼンテーション専用に使っている人は、ときどき見かけますが、 日常的に使おうという場合はあくまでもキワモノ扱いですね。

この方法は、そもそも呼び方がが定着していない感じです。 リングマウスやフィンガーマウスなど色々呼ばれていますが、そう言われてもピンときませんからね。

まだ完成形が見えていない手探りなデバイスです。

というか、メジャーになる気がしません。 マニアックデバイスとして、どこまで生き延びられるのかというと不透明。 それ故に、値段も高止まりしてしまう可能性が高いでしょう。

マウスをそれほど必要としないが、ここぞという場面でだけ使いたい。 そんな我侭に応えるには、ミスマッチです。

スマホ灯台下暗し

 

身の回りに確実に存在していて、PCと併用しないもの→スマホ

実は、スマホアプリの中には、PCの入力デバイスに割り込みをかけられるものがあります。 キーボード操作はもちろん、標準的なマウス操作も自由自在にできます。 つまり、普段使っているスマホをそのままタッチパッドとして活用できるのです。 置き場所が少し問題ですが、テンキーレスキーボードであれば、脇に置いておくだけでもアリです。 個人的には、 キーボードの手前側を少し浮かして前傾させているので、その隙間に置いています。 丁度、一般的なノートパソコンのキーボードとタッチパッドと同じ配列です。

スタンディングポジションでは、手首の角度を90度以下のよりナチュラルな角度で使えるので 多少前傾させている方が、キータッチが滑らかになります。

いくつかの条件

この手のアプリを使う場合は、いくつか条件を考慮しておかないといけません。

  • 画面ロックしない状態にできる

    日常的に利用しているスマホなので、そのままだと一定時間後に画面ロックがかかります。 するといざマウスカーソルを動かしたい、というそのときにスマホが沈黙してしまいます。 ですから、起動中には画面ロックをかけずにアプリが前面で動いている必要があります。

  • 画面回転をコントロールできる

    使う場面によりますが、一般的にはスマホを縦置きにするよりも横置きにするほうがしっくり収まるケースが多いです。 したがって画面を回転しても、カーソル移動の上下左右を切り替えられるべきです。

  • Bluetooth接続も可能

    この方法では、スマホとパソコンの間で、無線通信ができなければいけません。 WiFi対応していることが多いですが、加えてBluetooth接続もできると望ましいです。 WiFiのないカフェでも、外付けマウスとして使えますし Bluetoothの方が、消費電力をより抑えられます。

座っていても、立っていても同じように使えて

スマホも常に身近に置いておけるので、最後のプランが一番現実的です。

マウスを使うとしても、それを持ち歩くなんて絶対に忘れそうで、 そうなった場合に、結局この方法を採用することになるならば日常的にスマホをタッチパッドにしていきたいですね。