朝は光で目覚めたい
まわりが明るいと目が覚める。
正確に言うと、暗いところから明るくなる変化で目覚めやすくなります。
極端に明るくする目覚まし専用のライト製品もあるくらいなので、明りで目を覚ますアプローチは昔から存在します。 自然のリスムにしたがうことで、からだに一番負担少なく活動的になれます。
とはいえ冬だったり、日照時間が短い地方では早起きタイムにはまだ外は真っ暗も事実。 ということは暗い早朝でも、自動的に明るくなって起きるきっかけを作れることが、理想的です。
大音量目覚まし時計は、慣れてしまう
一番ポピュラーな対策は、大音量・爆音の目覚まし時計を使うこと。
しかし、どれだけ大きな音だろうと人間は慣れます。 音で反応させるのは、睡眠状態から無意識をすっとばして、一気に覚醒状態に持ちこもうとする仕掛け。 それに音を仕掛けられるのは、強制的に起こされている感がものすごくて、朝一からプチストレスの源。
時間に正確でなければいけない列車の運転士さんが仮眠室で使うのは、音量に頼った目覚ましではなくて、ベッドの下でエアバッグが膨らみ強制的に身体を起こすタイプのもの。 そのことを見ても、音量タイプへの適応性が人間は悪い意味で高いことがわかります。
一方、夏になると起床時間は早まるし、冬場は遅くなる。 カーテン越しにでも朝日が入ることで、起床タイミングが変わることは個人的にも何度も体験しています。 なぜか寝坊した日は、曇空だったということも多い。
ポイントは、生理的な変化を与えることであり、スムーズに睡眠から覚醒状態に身体を移してあげること。 そのためには、光を使った目覚まし機能が向いています。
照明をそろそろ変えたいと思っていた。
現在使っているのは、標準的な蛍光灯タイプ。 おそらく10年以上使っています。
目先いちばんの不満は、寝落ちしたときにずーっと明りが点いたままになってしまうことです。
起きて消せばいいだけなのに、そのことが頭の片隅に残ったまま、それでも寝続けてしまうんですよね。
これは睡眠の質を無駄に下げているし、 もちろん電気代としてもムダ感があって精神的にヨクナイなぁって思い続けて、すでに2,3年。
必要な機能を考えてみる。
リモコン式で手元で消せる
寝落ちの直前に消すために、リモコンは必須です。
指定時刻に自動点灯する
朝起きようと思ったら、これも必須。
長持ちする?
LED照明はやたらと長持ちすると言うけれど、100年持ちますっていっててそんなに長期間使った人がいないだけになんとなくぼんやり不安になる売り文句。
調光機能あり
今だとLED照明に興味があるけれど、蛍光灯に比べたアドバンテージは細かな明るさの調節ができるところ。 LEDは明るすぎたりの不安もあるので、段階的に自室に丁度よいところを探れるのは大事。
調色機能あり
さらに白熱光タイプと蛍光灯タイプとで、光のトーンを変えられると面白いのかも知れない。 仕事や作業モードの場合と、まったりくつろぎモードとで切り替えられるから。
パソコンやスマホをしょっちゅう使っているのでブルーライト刺激がすでに過剰。
従来、明りといえば電気スタンドなんかが主でそこまでライフデザインに取り込めるものではなかった印象です。
しかし気づけばIoTの時代でLEDも普及、値段もこなれてきたことだし、もっと意識的に光を生活に取り込んでいってよいんでしょうね。
自宅で作業をすることも増えて、蛍光灯では明るい視野を確保できるのがメリットです。
同時に、プライベートルームではくつろぎの時間も欲しいところで。 さらに睡眠も同じ部屋でとなると、照明の役割も変わってきます。
LEDであれば、調光、調色いずれも可能ですから、早めに変えていくことで可能性が広がります。
電子ペーパーも明りが必要
本来、スマホで電子書籍を読んでいるとか、あんまりよくない傾向です。
スペースを取らないし、実質的に安く早く情報を吸収できるので電子書籍によく目を通します。 持ち歩くデバイスは少ない方がよいので、移動中はスマホで読むことが多いです。
しかし、スマホ画面を見つめるということはライト光源を長時間見つめつづける行為ですから、本来は目にシビアな環境です。
しかし、電子ペーパーそれ自体は発光しないので、室内で読むには照明が不可欠です。
布団にもぐりこんで読むなら、スマホ。 真面目に読書なら、Kindleという感じですね。
とはいえ、睡眠直前にまで強烈な蛍光灯の明りを浴びているのも睡眠の質を下げる可能性が高まります。
周囲の評判が下がる
特殊な事情ですが、部屋の明りを消したままPC作業だけをしていると、家族に評判がよくありません。
「暗いところでなんかしてる。不気味」という印象を与えてしまうみたいです。
パソコン作業の時点で、すでに他人にはなにをしているかよくわかんない上に、暗闇でやっていると雰囲気的によくないですね。
テレビで見るステレオタイプなFXトレーダなんかも、暗い室内で大量のディスプレイが発光しているイメージで描写されます。
ほとんど風評被害ですが、避けられる誤解であれば避けていいかなと思います。