乾燥オフィス地獄34%からの脱出
オフィスの湿度がやたら低い
オフィスの湿度がやたらと低いことに気がつきました。
特に20代が喉をやられて、バタバタ風邪をひいています。
もちろん加湿器は動いているのですが、その加湿器自体が周囲の湿度34%と報告してきます。
「もっとがんばれ、キバレや~」
いくら心の声をかけても、カタクナに30%前半をキープです。
各種研究では快適な湿度は40~60%とされていまして、理想的には50%になって欲しいところなので、今のオフィスは地獄砂漠と言っていいかと思います。
とりあえず、自分の周りだけでも湿度を上げたい
そうなるにはそれだけの事情があります。
夏にはエアコンの設定温度が低すぎるで揉め、 冬場には冷え性で末端が寒い派と、暑すぎる派が揉めるんです。
「どっちでもいいけど、湿度も気にしようよ」
これも心の声なので、さしあたり、自衛のために自分の周囲だけでも湿度を上げたい。 そう願って、調べてみました。
加湿器には3種類
他にもハイブリッド式などなどありますけど、その気になれば全てのメリットだけ盛り込んだものは作れそうですが主にコスト面でしょう。 現在、普通に入手できるものとして大きく3種類を理解しておけばよさそうでした。
加熱式
- 要するにやかんに水を入れて、シュッシュッと蒸気を吹き出しているのと同じ仕組み
- 蒸発した水分だけを使う加湿なので、水分子の純度が高く他のものより安心しやすい
- ただし仕組み上、高温を使うリスクはあるので、小さなお子さんやご高齢者がいる場合は注意が必要
超音波式
- 超音波振動で細かな水分子を拡散させるスタイル
- 装置がコンパクトに収まるので、インテリア性に優れたものが多い印象
- 有害物質が水に含まれている場合、それらも部屋中に撒き散らす危険性あり
気化式
- イメージは濡れタオルを吊るしておくというスタイル
- フィルターに水分を含ませて、そこに風をあてるスタイル
- 気化熱で周囲の熱量を奪うので、室温を下げる影響が考えられる
- フィルターの掃除が面倒
- 電気代は安くなる可能性が高い
部屋をまとめて加湿するなら、スチーム式が即効
自宅でも、夕飯を作りはじめるとキッチン周辺の湿度は快適になります。
お鍋で水を沸かすと覿面です。
これは、意図せず加熱式を実践しているってこと。
ガス代もろもろかかっていますが、湿度を適正水準に素早く戻す目的には一番手っ取り早い方法です。
オフィスの自分デスク周りで使うなら、超音波式?
ただし今回はオフィスでの話。
手軽なのは、コップに水をくんでそこに差し込むスティックタイプのもの。 ただし、剥き出しのコップを放置しておくのは仕事柄キーボードやタブレット、パソコンにかかりそうで避けたいです。
それから、デザインはかわいいものが多いのですけど、よく見るとUSB電源式のものが殆どで、その電源ケーブル処理が意外と面倒な予感がします。 できれば持ち運べたら嬉しいので、充電タイプの選択肢がもっとあるといいなと思います。
それから、超音波式でちゃちいのは水分子を十分に細かくできていない結果、 周囲が水びたしになることもあるそうです。 細かな水を撒き散らしているっていうことは、つまり、ゆっくり水をこぼしているみたいな状態ですからね。 あんまり安いっていうだけで飛び付けません。
コンパクトタイプの加熱式
加熱式は沸騰させるときに、どうしても音がします。
コポコポ音で個人的にはかわいいし、オフィスのがやがや騒音の中ではそんなに気にならないです。 でも、デスクの近くに神経質なタイプがいたりすると、トラブルの元になっちゃうかも知れない。
ほんわか湯気が見えるのも、気持ち良く感じてくれる人と、電子機器への影響を気にする人と色々だろうな。
というわけで、主にソーシャルな理由で使えない場面があるかも知れません。
個人的な結論
超音波式を使うなら、水をおさめる容器もセットになっているもの
理想的には数千円のものをワンシーズンで使い捨てる。 オフィスはどうしても色々な物質が浮遊しちゃってるので、洗ってどうにかすることは諦める。
状況が許すなら、コンパクトな加熱式でポコポコやりたい
一番安く、一番強力に湿度を急上昇させられるのは加熱式。 仕組みもシンプルだし、コスパ最高です。